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沖縄の短歌・琉歌

公開日: : 伝統芸能

言葉遊び大好き、Kです。
近頃は五行歌を詠む事もめっきりなくなったなぁと、詩歌と戯れていたあの頃の安寧を懐かしみながらも、いやそれは心の持ちようで、気持ちを切り替えれば閑寂はそこにあるのだと思い直し、よし、一つ歌でもしたためようかと意気込んだ所で、そういえばここ沖縄にはそういった歌を詠む文化は無いのかしらんと考え、徒然なるままにインターネットを散策し、琉歌というものに出会いました。

本土には五・七・五・七・七の型で歌を詠む和歌がありますが、ここ沖縄琉球でも少し違った形で歌が詠まれています。
琉歌と呼ばれるそれは、八・八・八・六の型と、三線(サンシン)という三味線の原型となった楽器の音色と共に詠まれます。
残念ながらまだ実際に詠まれる所に居合わせた事はありませんが、如何様な響きを奏でるのか実に興味深い。

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琉歌を代表する歌人として、18世紀の女流歌人に恩納ナビーという者が居ます。
ナビーが17、8歳の頃に詠んだ歌のひとつ

恩納松下(おんなまつした)に 禁止(ちじ)の碑の立ちゅす
恋しのぶまでの 禁止(ちじ)やないさめ

意味は、恩納番所前の松の下に禁止の立札があるが、恋までを禁止しているのではあるまい、ということ。

これは、琉球王朝の時代、当時の農村では、毛遊びという夜間野外で若い男女が歌の掛け合いや三線の音色にあわせて歌い踊る遊びが日夜催されていたのですが、ある日、中国からの国賓が北部名所巡りに訪れ、恩納番所で宿を取ることになったため、風紀の乱れを見せたくない王府が毛遊びを取締る立て札を立てた事にナビーが皮肉を込めた詠んだ歌です。

今で言うクラブ、一昔前ならばディスコ、さらに前ではダンスホールと、若人は歌と踊りに興じて色恋に耽り、昔人は顔をしかめる、それは今も昔も変わらないようです。

この歌からは、恋に恋する若さや、そわそわと毛遊びを楽しみに浮き足立つ様が伝わってきますね。

恩納ナビーの歌碑が万座毛に建てられています。
万座毛の名の由来は、一万の人が座する事が出来る程に広き毛を指します。
毛とは草原を指し、毛遊びの毛も同じ意を持つことから、先人は万座毛の草原で毛遊びをしていたのでしょう。

もうひとつナビーの歌

波の声も止まれ 風の声も止まれ
首里天加那志(ぢゃなし) みうんき拝がま

意味は、波の音よ、風の音よ、静かにしておくれ、おそれ多き王様のお顔を拝もう、ということ。
首里天加那志は王を指す敬称です。
これは、恩納に訪れた王を万座毛の海岸で迎えた時に詠んだ歌です。

悪戯っぽさと心躍る雰囲気の伺えた前者の歌とはまた違い、王を崇める歌です。
当時の王政における市民感情を表しているのか、それとも自ら詠んだ歌ではないのか・・・。
遥かに過ぎ去りし時に思いを馳せてもまるで詮無き事ではありますけれど、そうであればこそより一層に当時の人や風景を思えば想像が膨らみますね。
世界で最も美しいそれは、絵に落とさぬ活字と、その読み手の心にだけあると言いますように、十人十色に思い描いたその情景こそがその各々の人にとって最も美しい物になるのでしょう。
そうであるからこそ歌は、言葉遊びは面白い。

万座毛に立ち寄った際は、遥か昔にそこで何があって、またそれを詠んだ歌があった事を思い出してみると、一味違った楽しみ方が出来るやもしれません。

結びにわたくしめの歌を一つ

花よおしやげゆん 会えぬ人よ
恋しのぶれども 胸踊りて

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