【沖縄観光調査】大衆食堂『定食家福徳食堂』（中華料理ではないです）

こんばんは。「島ないちゃー」のBANEさんです。少しDEEPなエリアの沖縄ローカル大衆食堂『定食家福徳食堂』をご紹介いたします。

今回の「少しDEEPなエリア」とは「神原大通り」付近のことで、戦後、米軍が、初めて接収解除したエリアにつくられた繁華街だったそうです。最近までは赤線地帯、神里原（かんざとばる）社交街がありましたが、道路拡張工事により、御取り壊しになってしまいました。まだ少しその名残があり、微妙な感じのスナックの看板が多いです。

付近のスナックの看板たち。

昼間から営業しているスナックはありません。他にもDEEPな「沖縄そば」屋さんがあったりします。内地で言うところの「立ち食いそば」的なカンジなんですが、立ち食いではありません。イスがちゃんとあって、『外丸出しカウンター』な店構えです。お値段もかなりお安く「沖縄そば：300円」なんですね。

DEEPな『外丸出しカウンター』のお店で食べるのはまだまだビビッてしまう「島ないちゃー」なので、別のお店の中で座って食べられるところに入りました。それが「定食家福徳食堂」です。

正式名称は「定食家福徳食堂」なのか「定食家」はジャンル表記で「福徳食堂」が名称なのか、よくわかりませんが、さっそく入ってみることにします。

ちなみに「自動ドアではありませんトラップ」があるため、店主イラスト付きの注意書きがあります。

店内はいたって標準的な「沖縄大衆定食屋」さんなので、先程の「外丸出しカウンター」と比べたら安心感バツグンです。

オーダーは「用紙に記入して」が徹底されてます。

定食のお値段はどれも500円～650円と700円を超えるものは無いので、お財布に優しいです。

メニューにある「●●定食」と「●●セット」の違いは「定食は刺身付」だそうです。

私は沖縄大衆定食のスタンダード「そば定食」、相方は「しょうが焼きセット」をオーダー。

まずは「しょうが焼きセット」↓

本当に標準的などこにでもあり、安心感バツグンな「しょうが焼き」だった模様。

そして、「そば定食」↓

かなりデカイとんかつ（デカイというより広い？）と沖縄そば＋ライス＋定食刺身です。壁の写真よりとんかつが大きいですね。↓

量はかなりあります。満腹で午後はまったりしちゃう「そば定食」です。ちなみに隣のにーちゃんが「とんかつ定食」を食べてましたが、デカイとんかつが2枚でビビリました。

沖縄大衆定食屋さんとしては非常にスタンダードなクラスのお店ですね。「当たり」ではないが、「はずれ」ではない。力いっぱい「とんかつ」を安く食べたい！と思うときにはいいかもしれません。

この近辺、戦後初めての本格的な繁華街として1950年代は賑わっていたそうですが、1960年代以降、繁華街の中心は国際通りに移り、以降この近辺は那覇の裏歴史の一部として存在していたようです。国際通りの裏のだいぶ錆びれた沖縄のDEEP感を味わってみてはいかがでしょうか？